屍体愛好癖

Necroticism: Descanting the Isalubrious (W/Dvd)

Necroticism: Descanting the Isalubrious (W/Dvd)

たまには趣味の話でも。最近のお気に入りがこれ。CARCASSの3rdアルバムです。

以前は「CARCASSは初期のゴア時代にかぎる!」とか世迷言をぬかしていたのですが、「人体ジグソーパズル」など収録曲を聴いてみると、やはりそこはCARCASS、随分かっこいいじゃねぇかと思ったわけで。

ビルのヴォーカルが減ったのは残念ですが、要所要所でコーラスのような感じで素晴らしい低音咆哮を聴かせてくれているのがよい。聴いてると一緒に咆えたくなる。

アモっさんもいい仕事してます。メロディアスになり過ぎず、ほどよく残虐なギターを弾いてくれてる。初期にこだわる人の気持ちもわからんではないけど、これはこれでいいんじゃないって思える。

そしてケンさんのドラムは相変わらずなのが嬉しい。不思議なグルーヴを醸し出すドタバタドラムはやはりCARCASSの肝でしょう。自分がどうもARCH ENEMYを好きになれないのはここにある気がする。ケンさんのドラムは確かにあんま上手くないけど、柔軟性というか、やっぱグルーヴがあるわけです。でもアチエネのアンダーソン氏はかっちりしたドラムを叩いてはいるけど、どうも堅過ぎるのよね。

あとは酷い邦題の数々には爆笑必死。買うなら是非日本版の方をオススメします。掲載してるのは輸入盤のほうですが、自分も買ったのは二枚組仕様の日本版です。